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ライブに行く前に

ライブ攻略法

あたしはほんっっっとにライブが大好きで。三度の飯より、風呂上がりのビールより、徹夜明けの惰眠よりなにより、「ああ幸せだあ」「楽しくってどうしようもない〜」「大好きだーーー!!」って思う。ライブで得るものは大きいし、深い。そしてその時限りの一瞬だから見逃せない。同じバンドが同じ場所で全く同じ曲目を同じようにやったとしても、同じライブは二度とできない。常にライブは新鮮で、でも賞味期限ぎりぎりの一番熟してるときなんだと思う。

きっと演ってるバンドのメンバーやスタッフの人たちはそういうことはプロ意識として自然と身に付いてるんじゃないのかなーと勝手に思ってる。そうじゃなきゃツアーで全国何十ケ所もライブして回るなんてできないと思う。じゃなきゃただのルーティンワークだもんね。

で、そこで見る側のうちらは「大変だねー」って他人事じゃなく、その一瞬を逃さずに受け止めるべきだと思うんだ。あたしは受け止めたい。だからライブに行くんだ。音楽をCDなりレコードなりビデオなりで見たり聞いたりするとき、初めて聞く音っていうのはどこか他人行儀な気がする。聞き込むことで自分の中にその音たちがすんなり入ってく感じがすると愛着が湧く。その時から自分の音になる。心の住人になる。それはきっと最初にそのバンドが出した音と自分の中に住みはじめた音とは別物になってしまっているのかもしれないけど、私だけの音になるとものすごく愛おしい。

ライブっていうのはその自分のものになった音と、もともとバンドが奏でた音とを合わせて二重奏にする感じがする。共鳴させるというか。音だけじゃなく、メンバーや一緒に会場に居合わせた人たちと心を通わせることもできるかもしれない。なまものっていうのはそういうところだと思う。その時間、その場所に、たまたま集まった人だけが共有できる空間と時間と音。だから毎回新鮮に感じられるよう自分の音を磨いておきたいし、人のものと合わさったときに余裕がある隙間も持てたらいい。その会場に集まった人たちがみんなそういう意識を持って欲しいとは思わないけど、なにかしらその人なりのライブの楽しみを見つけられたら、ライブ全体的に見てもいいライブになるんじゃないかな〜。

長くなっちゃったけど、最後に私に音楽の素晴らしさを教えてくれるきっかけになった現ザ・クロマニヨンンズのvo 甲本ヒロト氏がザ・ハイロウズ時代に毎回ライブで言ってた言葉。

「みんなと同じ様に楽しもうとは思うな。 自分が一番楽しめ。俺も負けない」

決して競え合えっていうんではなく、自分の楽しみ方をどれだけうまく見つけてそれを最大限感じられるかってことだと思う。ライブ中はそんな頭でモノを考えようなんて余裕がないから忘れてるけど、ふとしたときに意識してる。

なんだか大袈裟みたいになっちゃったけど、人間が誰かと共存していく上でルールってのは必ずあって、ライブってほんとにその場限りの小さな社会みたいなもんだから、そこにもそれなりのルールがあると思う。ただ自由は確保されてる。各人の責任の下の自由。そして音楽を楽しむということに於いては何にも制限をされない自由。自分の自由を妨げられないように守るためのルールはイコール、人の自由を侵害しないためのルールなんではないでしょうか。私はライブの楽しみを最大限活用したいからどうせならみんな一緒に頂点まで行っちゃおうって思っちゃう。だって気兼ねいらないし。これは単なる理想論に過ぎないのかも知れないけどね。


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